橋本健三

橋本健三 (はしもと けんぞう)

1912年(大正元年)– 1978年(昭和53年)

自由律俳人として活躍。
ロマンティストであったと言われる。
1939年には種田山頭火が遍歴中に南知多町内海の橋本健三を訪問したが、 その時には画家の稲垣勇次郎らと共に近くのお寺で酒を飲み交わした。
この時の思い出を「ふりかへらない山頭火」として記している。
また、「名古屋近代文学史研究」第9号に「織田稔・八切止夫・丸山静」、「名古屋近代文学史研究」第23号に「広津柳浪の師崎療養の頃」という論考がある。
1977年7月に発行された名古屋豆本に橋本健三「大碇紋太郎傳」がある。
因みに大碇紋太郎は尾張国知多郡の出身で、南知多町内海在住の日比長三郎の養嗣子であった。

代表句

・ひとつふたつ暮れてくる提灯が行列へ来る
・提灯つけて祭にする村と山の空